・ラオス人の宴会に参加
ラオスの人々はとにかく宴会が好きだ。
他に娯楽が少ないせいか、何かあるたびに近所の人々が大勢集まり宴会をする。
今回は、私が参加したラオスの人々の宴会の様子についてだ。01年12月、2回目のラオスだった。
私は、南部のサワンナケートという町のメコン川沿いを歩いていた。と、
ニコニコして話しかけてくる女の子がいた。
英語で「日本人ですか?」と聞いてきた。なんでも、日本語を覚えたいと言うことだった。
片言の日本語の単語を少し話せた。
話しが長くなり、「お茶でも飲みながら」という感じで、近くの小さな店に入って話を続けた。
話をしていると、女の子は大学生で、2日後に友だちの家で忘年会をするので、ぜひ参加してほしいと言う。
しかし、2日後は次の町へ行くつもりだった。
どうしよう??迷ったあげく、地元の人の行事に参加できる機会なんてそんなにあるもんじゃないと思い、
滞在を延ばして参加することにした。
↑当日、昼前にバイクで迎えに来てもらい、家へと向かった。
着いてみると、比較的広い庭に欧米人らしき人が3名いた。「んん??」何か怪しい雰囲気。
「まさか、何かの詐欺に引っかかるんやないやろなあ??」一気に緊張が走る。
他国では、賭博詐欺やいろいろな詐欺があることを知っていたので、いつでも逃げられるように、
出口などをしっかりと確認しておいた。
欧米人に聞いてみた。すると、みんな私と同じように街角で声をかけらたらしい。
2人の青年がオーストラリア人で1人の女性がアメリカ人であった。
話してるうちに、どうやらこの人たちは怪しくなさそうだと思った。
↑ そのうち、ラオス人の人たちがどんどんやってきた。みんなで料理の下準備を始めている。
楽しそうにワイワイやっている。聞くと、大学の仲間や近所の友人らしい。大学の教授もやって来た。
「これなら大丈夫や!」と思った。ただし、まだ警戒は解かなかった。
↑ 炊事場は、ガスではなく薪で炊いている。
↑ 待っている間、庭でラオラーオ(焼酎のようなもの)の回し飲みが始まった。
ラオスでは、宴会などでは基本的に自分で酒はつがない。
1人がみんなについで回り、つがれた人はまたみんなについで回るのである。それが延々と続く。
ビールは、たくさん飲まれるが、ラオラーオをたくさん飲む人は、あまりいないようである。
しかし、私は焼酎が好きなので、どんどん飲んだ。度数は強い。
宴会前に、すでにいい気分だった。
↑ 宴会が始まった。30人以上はいるようだ。恒例の回し飲みからだ。
ビールが、次々につがれていく。女の子たちは、やや遠慮気味だ。
あまり多くを飲めないようだ。
↑ しかし、ビール(酒)を回すこの習慣、自分のペースで飲めないのが辛い…
回ってきたら、すぐに全部飲まなければならないのだ。
それも次々に回ってくる。
よく見ると、女の子の中には、横に置いてある入れ物にそっと入れていたりしている。
外で飲んでいる子は、地面に捨てていたりもする。
私は、酒は好きだが、ビールは短時間に多く飲めない。
苦しかったオーストラリア人と、「好きなように飲めないし、しんどいなあ〜」、「これは苦しいね。」などと話した。
でも、ラオス人でもあまりたくさん飲まないラオラーオを1人でたくさん飲んだ。また酔いが回った。
↑ 料理も、たくさん並んでいる。どれもおいしそうである。スプーンとナイフもあるが、ほとんど手で食べる。
↑ 宴会は、部屋の中だけでなく、外でもテーブルを出してやっている。
気がつくと、50人近くになっていた。
↑ 家のTVにVCD(DVDは、まだ普及してなかった)をつないで、カラオケも始まった
↑ そのうち、音楽が流れはじめ、みんな陽気にダンスを始めた。大騒ぎになってきた。
↑ ラオスでは、男性と女性が体を触れあったりすることはないらしいが、私は長時間、
酔いにまかせて手をつないで踊ったりしてしまった。
おおいに盛り上がった。とにかく乗りまくっていた私をどう思われたかは定かでない。
もちろん、踊ってばかりでなく、いろいろな人と話もたくさんした。
↑ 最後は、外で休憩し出す女性が多かった。
宴会は、6時間以上続いた。まだまだ続いていたが、夕方、終わらぬうちに数名で
郊外のタートインハン(寺院)へ行った。
参加していたトゥクトゥクのドライバーがただで乗せてくれた。お参りした後、町の食堂へ。
そこで、また食べて飲んだ。その後、写真館で記念撮影をした。
この日は、私にとってたいへん印象深い1日となった。
この後、何回かこの地を訪れることになるのである。帰ったのは、10時前だった。
↑ その後は、何度か私のために宴会を開いてくれた。その都度、近所の人々が集まり、大盛況だった。
↑ '04年の年末には、同じサワンナケートの町で、たまたま通りかかった見知らぬ会社で
忘年会&新年会をやっていた。
従業員に声をかけられ飛び入り参加することになった。
宴会は大好きだが、ふだんはシャイでたいへん温かいラオス人。
この素朴さをいつまでも持ち続けていてほしいと願っている。
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