・東ティモールよ、どこへ行く?

東ティモール。様々な経過を経て'02年5月にインドネシアから独立した。訪問したのは'03年8月。情報が古くなるが,一般の市民の現状は,その当時とあまり変わらない。今も決して改善されたわけではないのだ。
 独立後は国連安保理による国連東ティモール支援団(UNMISET)が政府を支援していた。空港での入出国手続きもUN職員が行っていた。“UN”と書かれた車が走り回っていた。
 引き上げたUNだが,'06年4月以降の暴動による国の混乱で,国連東ティモール統合ミッション(UNMIT)が,再び派遣されている。
焼き焦げたマート

↑ 独立時には,大きな混乱があったが,独立後も暴動が起きている。ここには,マートがあったが,焼き討ちに遭っている。しかし,この下で逞しく物を売っている人がいるのだ。焼け焦げた建物の下で商売をしている人を多く見かけた。

焼け焦げた建物とトラック

↑ 焼け焦げた建物は,あちこちでそのままになっていた。修復する力もないのだ。左側は,焼き討ちを逃れたか修復したのかはわからない。

焼き焦げた民家

↑ それは,民家でも同じだ。あちこちに多数点在した。

ミクロレット乗り場

↑ 町中心部のミクロレット(ミニバス)乗り場だ。バスを待っている人も多いが,ただ立っているだけの人もいる。することがないのだ。

ディリの人々

↑ 仕事が無くヒマそうにしている若者たち。本当に,何もすることがないのだ。失業率は非常に高い。

ヒマそうな若者

↑ あちこちにペンキなどによる落書きがあったが,このように描いている最中の若者がいた。撮影すると,声をかけてアピールしてきた。

路上のマーケットで働く

↑ 路上マーケットで働く親子。しかし,暗さは全くない。

ディリの薬局で

↑ 薬局だ。店にいるのは,高校生の女の子2人。薬の知識が,どれぐらいあるのだろう?このときは,まだ学校は混乱後で長期間休業中であり,再開のメドが立っていなかった。「勉強したい。」らしいが,どうしようもない。
 この横には,インドネシア料理の小さな食堂があり,入って食べたが,小学生の女の子が店員として手伝っていた。前にいる女の子だ。この子も,やはり「学校へ行きたい。」と言っていた。


店番の青年

↑ 店番の青年。店には,ガソリン,オイル,ゾウリから食料品,ビール,タバコまで,なんでも売っているのだ。

ディリの子どもたち

↑ 決して暮らしは楽ではないのだが,どこまでも明るい子どもたち。後ろでは,親が暖かく見守っている。
ディリの親子

↑ 街角のこの親子は何を想う。お父さんは,遠いところから声をかけてきた。「俺たちは,負けてないぜ!」とばかりに指を立てた。

 今年に入ってからも,新政権発足などに絡んで混乱が起きている。まだまだ先行きの見えない状況にある。
 産業としては,石油・天然ガスなどの資源があるのだが,豪州による利権が絡んで思うようにいかないようである。
 輸出用としては,コーヒーの栽培に力を入れている。フェアトレードコーヒーが,日本の外食店などで取り扱われているのは,ご存じの方も多いだろう。
 
 幾度もの騒乱で,家を捨てたり難民になった人たちが多い。私が出会った多くの人々,明るい子どもたちは,今どこで何をしているのだろう?
 日本では,あまり知られていない国だが,今後の動向がたいへん気になる国である。

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コメント

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■ rattiさんへ 子どもはと・・・

rattiさんへ
子どもはとても敏感ですから、大人の悲しみや憂鬱を感じているでしょうに、画像の女の子、とても素敵な笑顔ですよね。
難民になった人の中には、目撃・体験した恐怖で心のケアが必要な子どももいると聞きました。
教育を受けること、命の危険がないことなど、当たり前のことが実現するように、私ももっと頑張ろう!という力を頂きました。ありがとうございます!
地球まる | 2007-12-04 03:06 |

■ 働きたくても仕事がない・・・

働きたくても仕事がない、そういった人々がここにも大勢いるんですね。子供達は、生まれた時からこういった環境の中で育ってきてごく当たり前の風景なんでしょう。学校に行きたくても行けない。毎日の生活のために自ら働くのが当たりまえ、みたいな。こちらでは、学校に行くのは当たり前で、学校に行けることに感謝している子供なんていないでしょうね。あまりにも違いすぎてこの差はなんなんだろうって、やりきれない気持ちになります。だけど、あの笑顔を見ていると、きっとこの子達なら大丈夫、たくましく生きてくれるって思えます。みんなが当たり前のように学校へ行ける日がきますように・・そう願わずにはいられません。
ratti | 2007-12-03 21:32 |
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